伊賀上野芭蕉お散歩道１０ｋｍ（伊賀市） | 三重県ウオーキング協会

伊賀上野芭蕉お散歩道　１０ｋｍ（伊賀市）　

2021.12.08

京都や奈良と伊勢を結ぶ街道を有し、昔から都（飛鳥・奈良・京都）に隣接する地域として独自の発展を遂げてきた伊賀の地。

その伊賀市には日本で一二を争う石垣を持つ伊賀上野城や、日本三大仇討ちの一つに数えられる伊賀越仇討のあった鍵屋の辻、伊賀市の生んだ偉人・松尾芭蕉にちなんだスポットなど、多くの歴史的な場所があります。

今回紹介するコースは伊賀市を代表するスポットを巡れるコースで、伊賀上野城のある上野公園やなど見応えも歩きごたえもある歴史スポットを楽しむ事ができます。

伊賀上野芭蕉お散歩道は社団法人日本ウオーキング協会が認定した、1年中、いつでも、誰もがウォーキングを楽しめるようスタート・ゴール地点のステーションを常設した「イヤーラウンドコース」の一つです。

上野天神宮の秋祭り「上野天神祭」で使われるだんじり３基と、全国的にも珍しい鬼行列を再現展示しているほか、ハイビジョン映像で、臨場感ある映像と音響も楽しめる会館です。

また「地場産買物処（おみやげ物屋）」「伊賀上野観光インフォメーションセンター（伊賀上野観光協会）」お併設しています。（入館料は無料です）

白鳳城、伊賀上野城とも呼ばれるお城で、築城の名手として津城や二条城などを築城した事でも知られる藤堂高虎によって拡張されました。

石垣の高さは大阪城と並んで日本一、二を争う高さで、根石から天橋まで29.7mの高さを誇っています。

1644年に生まれた伊賀市の偉人・俳聖松尾芭蕉生誕３００年を記念して建設された建物です。

この建物は芭蕉の旅姿を表して建てられ、丸い屋根は旅笠、「俳聖堂」の木額は顔、八角系のひさしは蓑と衣装、堂は脚部、回廊の柱は杖と足を表しています。

伊賀城下町のはずれ、奈良街道と小田新居への道を交差する辻を鍵屋辻と呼んでいます。

渡辺数馬が義兄荒木又右衛門の助太刀を得て、弟を殺した河合又五郎に仇討ちをなしたところで、日本三大仇討の一つ「伊賀越仇討」の舞台となった場所です。

伊賀市旧上野の街を一望できる場所にあり、園内の小道を歩くと四季を映し出す樹木や草花、そして芭蕉翁句碑が１０基あります。

公園まではかなりの吸坂のため、入り口看板付近には竹の杖も用意されています。

全国を旅した松尾場芭蕉が帰郷した時に住居とした「芭蕉翁五庵」の中で、唯一現存する庵です。

庵開きの祝いとして芭蕉が贈った句「みの虫の音を聞きにこよ草の庵」にちなんで名付けられました。