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桑名城下町「水と歴史」を訪ねるみち 6.2km(桑名市)
コースのポイント
木曽三川の河口に位置し、美濃・尾張・伊勢をつなぐ交通の要衝にあった桑名は、東海道42番目の宿場町、渡し船の発着点、徳川家の親族である久松松平家の城下町ととして栄えました。
城下町の中心にあった桑名城は、戦国時代の名将・本多忠勝によって築城され、別名、扇城、旭城、九華城、そして海道の名城と称えられた美しい城でしたが、明治維新後に取り壊され、現在は九華公園になっています。
今回紹介するコースは桑名城を中心に海に面した城下町として栄えた桑名の、宿場町などの歴史ある景観を満喫いただく事ができます。
コースマップ
コースの見どころ
桑名駅
JR東海、近鉄・養老鉄道の3線が乗り入れていて、養老線の起点ともなっています。
また三岐鉄道北勢線の西桑名駅に近接しています。
浄土寺
戦国の名将・本多忠勝をはじめとした桑名藩主本多家の菩提寺で、本多忠勝が没した時には、当寺に葬られ、本多忠勝本廟となりました。
当寺にまつわる幽霊飴の話が伝えられており、現在でも8月23、24日の地蔵盆には夕刻から幽霊飴が売られます。
七里の渡し
名古屋の熱田・宮の渡しから海上七里を船に乗り、桑名の渡しについたことから「七里の渡し」と呼ばれています。
東海道の42番目の宿場町として賑わいを見せ、ここにある大鳥居は、これより伊勢路に入る事から「伊勢国一の鳥居」と称され、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられています。
九華公園
桑名城の本丸跡と二の丸跡に造られた公園で、約7.20haの広さがあります。
かつては扇城と呼ばれ、街道の名城と称えられた城の面影を残しています。
たくさんのさくらやつつじ、花しょうぶが植えられ、景観も抜群です。
吉津屋見附跡
江戸と京都の間に東海道の制度が設置された後、桑名城下を通る東海道の見附(見張り番所)として吉津屋門が建てられ門の南側に桑名藩の役人が詰める番所が建てられました。
東海道はこの門をめぐり、四角形の三辺をまわり、いわゆる廾形道路となっていました。
諸大名の行列は、この門の前後から本行列に整えて、桑名城下を通りました。
矢田立場火の見櫓
江戸時代の矢田町は東海道の立場(宿場と宿場の間にあって、旅人が休憩する茶店などがあつまっているところ)でした。