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特集
伊勢街道・三雲町から松阪市へのみち 10.7km (松阪市)
コースのポイント
楽市・楽座制などで、商業が発展した松阪は、三井財閥の基礎を築いた三井家をはじめ、多くの商品が活躍した街として知られています。
今回紹介するコースは、初瀬街道などへの追分を示す道標や、闇夜を照らす役割を果たしていた常夜灯など数多くの街道資産が点在しています。
また伊勢街道沿いには古い家並みが続き、中には全国からの参宮道者の講看板を所蔵する旧旅籠もあり、江戸時代から続く宿場町の面影を楽しみながら歩くことができます。
コースマップ
コースの見どころ
近鉄 松ヶ崎駅
松阪市久米町にある、近鉄山田線の駅で、かつては伊勢線との接続駅でした。
忘井
天永元年(1110)に斎王群行が行われた際、行列に同行した官女甲斐が壱志駅家の頓宮に宿泊し「別れゆく 都の方の恋しきに いざ結びみむ忘井の水」の歌を詠んでいます。
現在残されている井戸が「忘井の水」とされ、松阪市指定史跡に指定されています。
月本の追分
伊勢街道と奈良街道の分岐点で、もともと単なる街道の分岐点でしたが、江戸時代に伊勢参りが盛んになるに伴い、立場茶屋や煮売屋などが軒を連ねるようになり、休憩を取ることができる追分となったと言われています。
松浦武四郎生誕地
北海道の名付け親として知られる松浦武四郎の故郷の実家で、現在は松阪市の所有となっています。
松浦武四郎記念館
平成6年の開館以来、松浦武四郎の資料の収集保管、調査研究、展示公開、教育普及など博物館活動を行っている施設です。
西山古墳
ふたつの四角を組み合わせた、全国でも珍しい前方後方墳で、古墳の多い松阪市嬉野町内の前方後方墳の中でも最古の形式の古墳である可能性があります。