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大黒屋光太夫ふるさと散策 8km(鈴鹿市)
コースのポイント
江戸時代後期に伊勢国奄芸郡白子(現三重県鈴鹿市)の廻船の船頭であった大黒屋光太夫は、江戸に向かう途中嵐で廻船が漂流し、ロシアに漂着しました。
当時ロシアに漂着した日本人は多くいたそうですが、大黒屋光太夫はロシアに漂着したのちに、日本に帰国した最初の日本人で、ロシアでは女帝エカチェリーナ2世に謁見し、勲章までもらうに至りました。
今回紹介するコースはそんな大黒屋光太夫ゆかりのスポットをめぐります。
コースマップ
コースの見どころ
近鉄 伊勢若松駅
近鉄名古屋線と、鈴鹿線の接続線になっている駅で、急行が停車します。
大黒屋光太夫の像
近鉄・伊勢若松駅前にあるブロンズ像で、大黒屋光太夫記念館完成を機に、光太夫のふるさとの玄関口となる伊勢若松駅前に移設されました。
以前は、若松小学校創立100周年記念として、小学校前に建立されていました。
大黒屋光太夫記念館
ロシアに漂流し、ロシアに行ってはじめて帰国した日本人である大黒屋光太夫に関する記念館で、平成17年に開館しました。
はじめてロシアから帰国した日本人として、多くの政治家や学者から注目され、たくさんの本が作られて、蘭学の発展に貢献しました。
若松緑地
大黒屋光太夫たちの10年に及ぶロシアでの苦難の歴史が、堤防に絵巻物語風に描かれています。
また帆船エカチェリーナ2世号をイメージした遊具もあります。
白子港緑地
大黒屋光太夫出帆の地となっています。
およそ200年前に大黒屋光太夫らが出帆した白子港も今は新しくなり、記念碑が建てられています。
近鉄 白子駅
2010年に西口の駅前広場で再開発整備事業が行われました。